研究課題/領域番号 |
17K04913
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
熊谷 恵子 筑波大学, 人間系, 教授 (10272147)
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研究分担者 |
川間 健之介 筑波大学, 人間系, 教授 (20195142)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 算数障害 / スクリーニング検査 / 数処理 / 数概念 / 計算 / 文章題 / 計算正答率 / 計算速度 |
研究成果の概要 |
算数・数学の学習に困難を示す子どもには、知的能力が境界線にある子ども、認知的アンバランスがある算数障害の子どもに大きく分けられる。これらの子ども達に対して、これまでに作成した計算評価システムアプリを用いたスクリーニング検査を実施した結果などから、知的能力と算数・数学の習得度の関連性を見つけ、それに応じた指導法、およびICTを活用して苦手さに配慮した上での社会の自立を考えた通級指導教室で使える算数中高学年用のテキストブックを作成することが目的であった。算数障害スクリーニング検査を作成し、ICT学習教材を作成する基礎的知見を整理した。
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自由記述の分野 |
特別支援教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
算数障害のアセスメントツールというのは、まだ、確実なものは存在していない。今回は、教育相談によくある同時処理優位のタイプの子ども達だけではなく、継次処理優位のタイプの子ども達について計算等、その学年ごとに検討した上で、算数障害スクリーニング検査を作成した。教科学習という視点からではなく、算数に関与する基本的な神経認知プロセスを意識した上で、数処理、数概念、計算、文章題の4つの観点から、脳への入力(視覚・聴覚)、記憶(短期・長期)、出力(音声・運動)、処理様式(継次・同時)のいずれが弱いかということが推定できるようなものとした。
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