研究課題/領域番号 |
17K04967
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所) |
研究代表者 |
田島 世貴 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 病院 第三診療部(研究所併任), 医長 (30420722)
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研究分担者 |
金 樹英 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 病院 第三診療部(研究所併任), 医長 (90401108)
西牧 謙吾 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 病院(研究所併任), 病院長 (50371711)
豊田 繭子 (鈴木繭子) 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 病院 第三診療部(研究所併任), 心理療法士 (40726767)
東江 浩美 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 病院 リハビリテーション部(研究所併任), 言語聴覚士 (40725090)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 生活リズム / ペアレントトレーニング / インフォーマルアセスメント |
研究成果の概要 |
自閉スペクトラム症に伴う不登校からの復学や、就労支援において、生活スキルを切り口とした医療から保護者や教員など、支援者へのフォードバックの効果を検討した。ペアレントトレーニングによって、支援者である家族の心理状態が改善し、本人の生活習慣へのサポートが向上し、生活リズムの安定と社会適応の改善につながっている可能性が示唆された。医療従事者が学校場面でのインフォーマルアセスメントを行うことで、教諭への情報提供がより具体的になっただけではなく、教育と家庭の共通認識の基盤につながり、特別支援教育における合理的配慮への貢献や家族の理解の深化に寄与することが示唆された。
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自由記述の分野 |
発達科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉スペクトラム症児の復学や就労において、睡眠覚醒リズムを中心とした生活リズムの是正が重要であることは従来言われてきたことであるが、本研究の結果から、ペアレントトレーニングなどの保護者支援、学校現場でのインフォーマルアセスメントを基にした教育へのフィードバックが、本人の生活リズムの是正の基礎になり、結果的に社会適応を向上させる可能性が示された。
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