研究課題
基盤研究(C)
カーボンナノ四面体/リボン構造の高効率生成方法の開発に成功し、各種カーボン微細構造の安定性を明らかにした。また、内包物質の操作を行なうことができた。加えて、電子線トモグラフィー法によるさらなる構造評価を行なった。その特異な構造と安定性に支えられ、内包物質の操作による流体回路への応用、電子顕微鏡その場観察用ナノ反応容器への応用といった機能性を持つことが明らかとなった。
電子顕微鏡、ナノ構造
ナノ・マイクロ構造を創製した後それを将来における応用に繋げるためには、応用の鍵となるそのナノ・マイクロ構造の特性を明らかにし、その機能性を調べ応用可能性の概念実証をする必要がある。本研究課題において、我々がこれまでに創製したカーボン微細構造の詳細な構造と安定性などの性質を明かにし、加えて内包物の操作を行ない、その機能性を実証したことに本研究課題の成果の意義がある。