光による磁気制御は、MO,MDなどで実用化されたが、光照射密度は記録時に106 W/cm2と極めて大きい。光誘起近藤効果の発現には、10 W/cm2もあれば十分であり、この普遍性が確認できれば、光磁気記録装置や光変調器などの省電力化が期待できる。また、トポロジカル近藤絶縁体が見つかれば、応用として、高周波デバイス、熱電変換素子、スピントロニクスデバイスなど極めて多くの例が挙げられている。さらに、トポロジカル相の光制御を用いれば、スピン流などの光変調が可能となり、トポロジカル絶縁体デバイスの高機能化が期待される。
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