• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実績報告書

対称群のスピン表現から広田方程式へ

研究課題

研究課題/領域番号 17K05180
研究機関岡山大学

研究代表者

山田 裕史  岡山大学, 自然科学研究科, 特命教授 (40192794)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワードシューア函数 / Q函数 / 無限次元リー環 / ソリトン方程式
研究実績の概要

相変わらずKdV 方程式系や変形KdV方程式系の広田表示について調べている.佐藤幹夫氏が1980年にこれに関する日本語の論説を書き(数理研講究録所収)計算結果 を表にしているがその意味が最近になってようやく少しわかってきたところである.シューア函数やシューアのQ函数の恒等式が関係している.水川裕司氏によ る定式化に関連してシューア函数の恒等式が登場するが,その証明も仕上げなければいけない.さらに対称群の p=2 のモジュラー表現論が本質的に関係して いるらしい兆候が見られるので,その方向も現在精査中である.ヴィラソロ代数のフォック表現に関して面白い恒等式を見つけたので,青影一哉氏,新川恵理子氏と共著論文を3編書いた.KdVとうまく関係付けられそうな気がするが予断は禁物である.ヴィラソロ作用素とプリュッカー関係式は私の若い頃からの研究のモチベーションである.
分割の単因子に関して千吉良直紀氏と共著論文を書いたがまだ出版に至ってはいない.易しい初等整数論でありながら対称群の表現論の深いところと繋がっているような気配がある.レフェリーがいかなる判断を下すのか興味津々である.様々な一般化が可能であるはずで,もう少し詳しく追求してみるつもりである.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] Differential Plucker relations2022

    • 著者名/発表者名
      HiroFumi Yamada
    • 学会等名
      モンゴル国立大学数学コロキウム
    • 国際学会 / 招待講演

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi