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2020 年度 実施状況報告書

高余次元の曲面と部分多様体の表現公式とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 17K05217
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

守屋 克洋  兵庫県立大学, 物質理学研究科, 教授 (50322011)

研究分担者 長谷川 和志  金沢大学, 学校教育系, 教授 (50349825) [辞退]
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード微分幾何 / 曲面論 / 極小曲面 / 共形写像 / 調和写像 / 変換 / 可積分系
研究実績の概要

コロナウィルスの影響で、運営や教育のための時間が膨大になり、研究のための時間がほとんど取れなかった。また、研究計画にあるような従前の研究活動は不可能になり、他大学研究者と実際に会った上での共同研究、コミュニケーション、研究会等に出席しての情報収集は、事実上不可能になった。そこで、インターネットを使ったコミュニケーションをとるための環境整備、曲面のグラフィックを作成するための環境整備、過去の研究を論文にまとめる、曲面論、部分多様体論、複素関数論に関する文献等を収集して情報を収集する、ということに集中した。それにより、当初の研究の到達目標の一つとなる、高次元球面内の極小曲面の変換についての論文を作成し、投稿した。また、応用との関連を探るため、第7回 筑波大学 RCMS サロン「ロボティクスの数理」に参加した。ユークリッド空間内の極小曲面についての研究成果である、Katrin Leschkeとの共著論文である、The μ -Darboux transformation of minimal surfacesがManuscripta Mathematicaから出版された。高余次元のユークリッド空間内の曲面の表現公式についての研究成果である、The spinor representation of conformal mappings of surfacesが数理解析研究所講究録から出版された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の目標の一つである高次元の多様体内の曲面についての成果を論文にまとめ, 投稿した.もう一つの目標である部分多様体についてはまだ成果が出ていない.

今後の研究の推進方策

部分多様体について研究成果を論文にまとめる. 状況が改善したら, 学会等で研究成果を発表する. 非専門家向けに研究成果の一部を公開する方法を考え実行する.

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の広がりによる社会への影響を受けて、予定していた国内と海外の出張が全て取りやめとなり、その他の研究活動も不活発となった。出張関係はほぼ諦め、他の研究清華発表のための文献とソフトウェアの購入、論文作成のための文献収集のための費用として使う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 2件)

  • [国際共同研究] University of Leicester(英国)

    • 国名
      英国
    • 外国機関名
      University of Leicester
  • [雑誌論文] The $$\mu $$-Darboux transformation of minimal surfaces2020

    • 著者名/発表者名
      Leschke K.、Moriya K.
    • 雑誌名

      manuscripta mathematica

      巻: 162 ページ: 537-558

    • DOI

      10.1007/s00229-019-01142-9

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] The spinor representation of conformal mappings of surfaces2020

    • 著者名/発表者名
      守屋克洋
    • 雑誌名

      数理解析研究所講究録

      巻: 2152 ページ: 16-19

    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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