研究実績の概要 |
令和3年度も令和2年度とほぼ同様に、コロナ感染症流行のために、研究自体は中断状態であった。しかし、最小跡に関する5つ(A,B,C,D,E)のテーマに関して以下のように進めることができた。 (A) Jacobi の last statement の一般化の論文を昨年度に公表し、一応、終了している。 (B) 非凸多面体の最小跡とその本質的部分を定義し、距離関数を用いて多面体のハンドル分解を示す論文を進めている。 (C) 四面体の場合に限って、その直径や半径に関する不等式を示した論文を公表した。 (D) (B)の結果を用いて、応用を考察することに関しては中断状態である。 (E) 非凸多面体の最小跡の定義を模倣することによって、グラフや複体の最小跡の定義を試みているが、いろいろな定義があり得て、慎重に考察を進めている。
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