目的1)に関して「keenなHeegaard 分解」が存在するための必要十分条件与えた.目的2)に関して平面曲線全体から誘導される複体の研究を行った.この複体内の2点間の距離を評価する方法を与え,特に交点数が8以下の平面曲線の作る部分複体の構造を決定できた.また球面曲線の組に対して“安定交点数”と呼ばれる量を定義,自明な球面曲線とRI, RIII同値な球面曲線で自明なものに変形する過程でその交点数がもとのそれより必ず2上がるものが存在する事を示した.目的3)に関してトーラスの相似構造を利用して平坦折紙を生成する方法を提案した.またデータ解析に関して幾何学的な観点からの研究を行なった.
|