まず自転する超巨大星の進化を計算する星のコードを開発することに成功し、その結果を2020~2021年に査読誌に掲載した。また一般相対論的な流体力学計算コードも開発した。それは1次元のものであるので、極めて低速回転しており、球対称近似でも問題のないケースの計算を行い、Nagele他(2021)として査読誌に掲載した。この研究では重力崩壊、ブラックホール形成、そして崩壊に伴うニュートリノ放出の光度曲線を計算した。特に超巨大星の星の崩壊に伴うニュートリノ放出時には比較的低密度であるにも関わらず、ニュートリノのトラップ 現象が発生することを初めて示した点は新しい結果であった。
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