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2019 年度 研究成果報告書

超臨界降着天体からのアウトフローとX線による観測可能性

研究課題

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研究課題/領域番号 17K05383
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 天文学
研究機関京都大学

研究代表者

嶺重 慎  京都大学, 理学研究科, 教授 (70229780)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードブラックホール天文学 / ブラックホール成長 / X線天文学 / シミュレーション / 電波天文学 / 輻射流体力学 / 偏光・偏波 / アウトフロー
研究成果の概要

かつてブラックホールに落ち込むガスの量には上限があると言われていたのだが、その限界を超えて超臨界降着が実現すること、そのとき生み出された電磁波輻射の力により多量のガスが噴き出すことが近年のシミュレーションでわかってきた。われわれはさらに精度を上げたシミュレーションを実行し、超臨界降着流の観測的特徴や、宇宙初期にブラックホールが急成長する条件を明らかにした。またブラックホール周囲の時空構造やガスの流れ、磁場構造を求める方法論を開拓した。。

自由記述の分野

天文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

「ブラックホールは吸い込むだけで、何も生み出さない、役にたたない」とは世間の常識である。しかし近年のシミュレーション研究は、ブラックホールこそ宇宙最大のエネルギー供給源であることを示してきた。本研究では、最も効率よくエネルギーを生み出している超臨界降着流に注目し、エネルギー放出の詳細を最新シミュレーションで調べた。本研究を継続することにより、ブラックホールは宇宙の中でどのような役割を担っているのか、という謎解決の端緒がつかめるだろう。

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公開日: 2021-02-19  

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