COSMOS領域においてすばる望遠鏡主焦点カメラおよび中帯域フィルターセットを用いた銀河のスペクトルエネルギー分布の解析を行い、星形成が急激に減衰している銀河のサンプルを構築し、ハッブル宇宙望遠鏡のデータを組み合わせてその形態を調査した。その結果、赤方偏移が0.2-1.0の時代では薄い円盤から厚い回転楕円体への形態移行は通常の星形成銀河の比星形成率(主系列)から1桁程度星形成率が減少したところで起きていることがわかった。また、これらの銀河は表面輝度分布の非対称成分の高い中心集中を示すことを明らかにした。また、赤方偏移3の星形成を終えつつある大質量ライマンα輝線天体の分光観測を行った。
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