本研究の目的は大立体角電磁カロリメーターBGOeggと新たに開発するFoward Gamma(FG)検出器群を用いてハドロンの相互作用を解明することを目的としている。 BGOegg前方には不感領域があり、これを克服するためFG検出器を導入した。最終年度までにFG検出器本体の修理・性能評価を行い、LEPS2実験棟のBGOegg下流域に設置し実際のビームを照射して動作試験を行った。残念ながら同時実施予定のLEPS2/Solenoid実験とのビームタイムスケジュールの調整上、本研究に必要な長期間の測定を本年度は行うことができなかったが、令和2年度の本測定に向けてほぼ準備が完了し測定開始予定である。
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