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2022 年度 研究成果報告書

準周期系における非従来型強相関超伝導:非摂動論的アプローチによる解析

研究課題

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研究課題/領域番号 17K05536
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 物性Ⅱ
研究機関東京工業大学

研究代表者

古賀 昌久  東京工業大学, 理学院, 准教授 (90335373)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード準結晶
研究成果の概要

量子力学的粒子集団の一つである電子系において、準周期構造がもたらす新奇な強相関物性が注目されている。強相関系における準周期性の役割について、最もシンプルなサイトに依存した平均場近似を用いて、準周期系特有の物性について議論した。副格子構造を持つ二次元準周期系として、ペンローズ模型を取り上げ特徴的な磁気的構造が現れることを実空間、補空間構造から明らかにした。一方で、二次元の他の準周期系にも現れるかどうか自明ではないため、8回対称性をもつアンマンビーンカータイル、12回対称性をもつSocolarタイルについても調べ、束縛状態の性質、磁気的性質について系統的に調べた。

自由記述の分野

物性理論

研究成果の学術的意義や社会的意義

量子力学的粒子集団の一つである電子系において、準周期構造がもたらす新奇な強相関物性に注目した。強相関系における準周期性の役割については、これまで理論的な取り扱いがあまりなく、系統的な解析が求められていた。二次元準周期系を系統的に取り扱った本研究により、準周期系特有の物性について一部明らかとなり、今後の準結晶における物性研究につながるものと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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