(1)鉄系超伝導体母物質CaFeAsF、鉄系超伝導体FeSのフェルミ面を量子振動測定により決定した。特に、前者においては量子振動の位相の解析により、理論的予言通りディラック電子が存在することを確証した。 (2)鉄系超伝導体Ba1-xKxFe2As2(X ~ 0.69, 0.76)の磁気トルク測定において、顕著なピーク効果とその近傍磁場における一次転移的振る舞いを観測した。 (3)Ba0.5K0.5Fe2As2、CaKFe4As4、KCa2Fe4As4F2のelastoresistance測定を行った。いずれにおいても低温でelastoresistanceの顕著な増大を観測した。
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