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2019 年度 研究成果報告書

北太平洋中央モード水のサブダクションとその十年規模変動

研究課題

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研究課題/領域番号 17K05652
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 気象・海洋物理・陸水学
研究機関東京大学

研究代表者

岡 英太郎  東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (60360749)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード中央モード水 / サブダクション / 十年規模変動 / フロント・中規模渦
研究成果の概要

黒潮続流の北側で起こる中央モード水(モード水 = 巨大な体積を持つ、鉛直一様な水の塊)の沈み込みと、それが北太平洋亜熱帯循環の主密度躍層下部の物理・生物地球化学的構造に及ぼす影響を、船舶、アルゴフロート、衛星海面高度計による観測データの解析により調べた。白鳳丸の2航海で実施した高解像度観測から、各モード水の形成とフロント・渦との関係を明らかにするとともに、渦-渦相互作用に伴う新たなモード水沈み込みのメカニズムを提示した。気象庁137E定線の解析により亜熱帯モード水の物理・生物地球化学特性の10年規模変動と長期変化を見出した。

自由記述の分野

海洋物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

巨大な体積を持つモード水は、熱の偏差や二酸化炭素等の物質とともに海面から海洋内部に沈み込むことで、気候変動や海洋内部の物質循環に大きな影響を与えている。そのため、各モード水がどこで沈み込み、その後海洋内部をどのように循環し、最終的に海面にどのように再出現するのか(あるいはしないのか)、またそれらがどのように時間変動するのかを解明することが重要である。本研究は未解明の点が多い、本州東方域からの中央モード水の沈み込みの実態とメカニズムを明らかにした。

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公開日: 2021-02-19  

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