研究成果の概要 |
3,4,5,6-テトラキス(アルキルフェニル)ベンゾ(TAPB)部位が縮環したベンゼン、ナフタレン及びアントラセン(それぞれ、ナフタレン、アントラセン及びテトラセン誘導体)を合成し、X線構造を調べたところ、アセン長が長い場合に、TAPB部位の会合により結晶構造が構築される傾向があることがわかった。その構造では強い蛍光が観測されたことから、光電子デバイスへの応用が有望である。 また、TAPB部位が縮環したフェナントレン(フルオランテン誘導体)を合成し、フェニル基上にアルキル基の効果を調べたところ、アルキル基のかさ高さに依存して2種類の結晶構造のモチーフをとることがわかった。
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