研究成果の概要 |
(1),単一成分分子性超伝導体の開発を目的とし、二量体構造を有する[M(hfdt)2](M=Au, Pd, Pt)と、二種類の[Pt(hfdt)2]結晶を作製し、圧力下電気抵抗測定を行った。(2),圧力下ディラック電子系である[Pd(dddt)2]と同型構造[Ni(dddt)2]の圧力下単結晶構造測定を行い、ディラックコーンの形成起源と中心金属置換が高圧物性に与える影響を明らかにした。83),[Ni(ddds)2]の圧力下単結晶構造解析を行い、3.1 GPaで、二量体内のNi-Se 結合の消失とともにNi-Ni 結合が生成し、11 GPaではSe-Se結合が一分子おきに生成することを発見した。
|