主な成果は次の通り:①一軸配向したキラルスメクチックA相を持つ液晶エラストマーを合成し、広い温度範囲の電傾効果・大きな光軸変化・小さなせん断変形の特性を持つフィルム型ディスプレイ材料を開発した。②ビベンゾエート(BB)を骨格部とする主鎖型液晶ポリエステルを架橋し得られた主鎖型液晶エラストマーが昇降温により5.5倍の可逆的伸縮機能を持つことを示し、新たな触媒により合成の低温化に成功し、また光架橋剤を取り入れ電界紡糸中のUV光架橋により液晶エラストマーナノファイバーを作製した。③楔形形状のメソゲンを持つ側鎖型液晶エラストマーを広がり変形下で架橋することでフレクソエレクトリック分極の固定に成功した。
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