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2019 年度 研究成果報告書

繊維状ウイルスからなる液晶性分離膜の構築と特性評価

研究課題

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研究課題/領域番号 17K05987
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 高分子・繊維材料
研究機関東京工業大学

研究代表者

澤田 敏樹  東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (20581078)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード分離膜 / 繊維状ウイルス / 液晶 / 界面重合 / 遺伝子工学
研究成果の概要

様々な分子を自在に分離・濃縮できる分離膜の創製を目指した。ヘキサンに溶解させた酸クロリド溶液をウイルス水溶液に重層し、界面重合によりその集合構造を固定化して不溶化させ、膜を構築した。分離特性を評価した結果、その分画分子量はファージ濃度や他の反応条件で制御することができ、自在な分離特性をもつ膜をファージから構築できた。さらに、ネオジムイオンに結合するペプチドを導入したファージを用いて膜を構築した結果、鉄と比較してネオジムイオンが選択的に吸着することがわかった。以上から、自在に機能改変できるファージを利用することで、望みの分離機能をもつ膜を構築できることを見出した。

自由記述の分野

高分子・繊維材料、生体高分子

研究成果の学術的意義や社会的意義

膜を用いた分離技術は、様々な分野で欠かすことのできない技術の一つである。近年では、望みの分子のみを迅速に分離して回収・除去できるような高性能な膜の開発が重要となっている。本研究では、自在に機能改変できる繊維状ウイルスを素材とし、望みの分子を選択的に回収可能な分離膜を構築した。様々な分子や物質に結合するウイルスを構築することができるため、望みの機能をもつ分離膜の構築に繋がると期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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