本研究では,2次元直接イメージングと多点同時分光法を同時に実現可能な顕微ラマン分光装置を構築した.そして,5μmポリスチレンビーズと多結晶シリコンの2次元イメージング,多結晶シリコンとアルミナの多点分光イメージングを行った.第二に,ポリカーボネート(PC)の偏光ラマン測定を行い,ラマン散乱強度により破断前後の分子配向を評価した.また,ひずみに対しラマンシフトが変化し,配向性評価と応力測定への有効性を示した.最後に,金ナノ粒子による表面プラズモンによるシリコンやPCのラマンスペクトル評価を行った.
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