研究成果の概要 |
本研究ではチタン合金切削時の工具損傷の発生原因となる凝着層の微細化現象に着目して,凝着を軽減する手法とその際に生じる現象を検証するものであり,新規加工方法を提供することを目的とした.Hot blow加工では,すくい面からでは想定の効果が得られなかった.アプローチを変えて逃げ面からトライしている.またグラフェン利用の工具を試作し,初期摩耗が半減する効果を得たが,新規1000W/m・K以上の高熱伝導材料を追加して試験を行った.さらに単結晶SiCを利用した工具ホルダーを製作し,熱拡散効果のある工具との併用を計画している.
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