産業界では,生産性を一定水準に保ちながらも消費エネルギ量の削減が重要となっている.生産ラインにおける消費エネルギ量を把握し,単位時間の生産量から,製造エネルギ原単位を数値化し,評価する事前評価手法は研究が途上である.また,生産変動要因による製造エネルギ原単位を最適化する生産管理手法は研究されていない.そこで,本研究では,生産ラインにおける製造エネルギ原単位を評価するモデル化とシミュレーション手法を提案し,有効性を検証した.また,提案するシミュレーション手法を活用し,ロットサイズなど生産変動要因による製造エネルギ原単位の傾向分析・評価を実施し、その結果に基づき数理手法を提案し,有効性を検証した.
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