機械学習を活用した最適設計法を用いて,射出成形におけるいくつかの課題を解決できた.特に,プロセスパラメータの最適値の決定は試行錯誤的に行われていたものを,最適化技術を用いて決定できるようになったことの意義は大きく,可変圧力プロファイルのよる成形法や可変射出速度プロファイルによる成形法が成形不良に効果的であることがわかり,また検証実験を行うことができ,実用性ある方法であることを示すことができた.一連の研究では,複雑水管と直線水管を同時に用いており,複雑水管を用いれば部品を一様に加熱・冷却できることがシミュレーションを通じて明らかとなり,今後の研究指針を得ることができた.
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