研究成果の概要 |
超音波振動を加えながら、小径めねじの切削加工、塑性加工、及びタッピンねじの締付けを行った。切削加工と塑性加工のねじ径は市販品で最も小径のM1、タッピンねじも市販品で最も小径のM2とした。超音波振動の周波数は無振動, 28kHz, 40kHz, 60kHzの4種類とした。切削加工、塑性加工、タッピンねじの締付けのいずれにおいても、振動周波数40kHzのときに加工トルクまたはねじ込みトルクを最も低減することができた。超音波振動は振動周波数の2乗に比例して加速度が大きくなるが、超音波振動子は振動周波数が高くなるほど小型になり投入可能な電力が小さくなるためであると考えられる。
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