研究課題/領域番号 |
17K06141
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
流体工学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
米村 茂 東北大学, 流体科学研究所, 准教授 (00282004)
|
研究分担者 |
山口 浩樹 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (50432240)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | 分子流体工学 / クヌッセン力 |
研究成果の概要 |
数値シミュレーションにおいて、マイクロ物体を異なる温度の基板に上から近づけたところ、物体の形状およびその他の条件によって、上向きあるいは下向きのクヌッセン力が得られることを確認し、その力の発生メカニズムを調査した。そして、実験により、物体に作用する力の影響を計測することに成功した。実験系を真空デシケーター内に設置することで圧力の影響も調査し、詳しく特性を解明することに成功した。
|
自由記述の分野 |
流体工学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
物体の周りで、気体の平均自由行程程度の長さ(60ナノメートル)程度で温度変化がある場合、物体に働く力がアンバランスになり、物体に力を働かせることが出来る。このことを数値シミュレーションおよび実験により確かめ、その力のメカニズムを調査した。このことの理解が進めば、複雑な機構なしに、温度場を作るだけでマイクロ・ナノサイズの物体を輸送することが出来るようになる。マイクロ・ナノスケールでは複雑な加工が難しいため、シンプルであることが重要なポイントなのである。
|