新規に開発した2相系格子ボルツマン法(2相系LBM)と埋め込み境界-格子ボルツマン法(IB-LBM)とを組み合わせた3相系LBMを界面適合格子法の一つである直交格子積み上げ法(Building Cube Method, BCM)のフレームワーク上に実装し,並列計算効率の良い数値計算法を開発した.本手法は複雑な気液界面の変形や複雑形状の物体の運動を界面適合格子を用いて計算することができ,また,従来法のように圧力に対するポアソン方程式を解く必要がなく完全陽解法であるため,大規模並列計算機に適した数値計算法である.
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