ファイバー縫付機および加熱プレス成形により熱可塑性樹脂を母材とする炭素繊維強化複合材料を成形し,熱可塑性複合材料の積層板の円筒深絞り加工を行った.サーボプレスを用いた深絞り加工では,作製した熱可塑性複合材の積層板に対し加熱工程は恒温器,プレス工程はサーボプレス機と工程を2つに分けたスタンピング成形を行った.圧縮試験の結果より,円筒深絞り加工品において,最適な繊維配置により力学的特性が向上することが確認できた.4点曲げ試験を想定したモデルにトポロジー最適化を行い,最適な形状を求めた.三種類の一般的な形状を持つモデルと剛性係数を比較したところ,最適化を行った形状が最も大きい剛性係数を示した.
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