液体の水の状態から一気に過熱水蒸気を生成することができるコンパクトな装置を実現するため、アーク加熱とコロナ帯電を併用した方法を新たに実現した。外径40㎜の円筒電極の一端にアーク放電を終端させ、他端から液体の水を供給することで、円筒電極内を移動する蒸気が出口に向かう間に加熱されるようにした。その加熱空間にコロナ放電n電極を配置し、コロナ放電を起こすことで、円筒電極側面に蒸気を駆動し、効果的に加熱できるようにした。このような仕組みにより、350℃の過熱水蒸気を瞬時に生成できるシステムの構築に成功した。
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