本研究では、ペロブスカイト太陽電池(PSC)の光劣化における入射光キャリア種による影響を評価し、キャリア輸送特性に与える影響を明らかにした。入射光においては短波長領域(紫外)光が光劣化に寄与していることを明らかにし、キャリア輸送評価により伝導性を決定しているイオン種が光劣化よりより多くの影響を受けていることを明らかにした。更に入射光強度を調整し計測を行うことにより、光劣化を除いた光電変換性能評価においても使用することが出来ることを示した。 また、金属ナノ粒子を用いたプラズモン効果を利用することで、紫外光付近における入射フォトン波長の調整が可能で有り、PSC光劣化抑止を可能とすることを示した。
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