研究課題
ワイヤレス結合器の最適設計に向けて構造の最適化アルゴリズムを構築した。最適化の規範となるkQ積(結合係数とQファクタの積)に関する解説記事を執筆しITUジャーナルおよび電波技術協会報に掲載された。各部の寸法の探索手法としてランダム性に頼らない純演繹的手法でありながら局所解に落ち込まないハミルトニアン演算解探索アルゴリズムを活用した。ハミルトニアンアルゴリズムは質点の運動方程式を駆使することにより局所解を通過して解の探索を継続できる。このアルゴリズムを改造してワイヤレス電力伝送用の平面導体板の形状を探索した。コンピュータプログラミングにより数値的に本アルゴリズムを実行した。構築した探索アルゴリズムを国際会議 Asian Wireless Power Transfer Workshop に投稿し採択発表した。最適化の規範であるkQ積理論ならびにハミルトニアン探索アルゴリズムを含む高周波理論の構築により電子情報通信学会から2019年度教育優秀賞を受賞した。極めて高い成果を達成したと言える。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)
電子情報通信学会誌
巻: vol.102, no.11 ページ: 1061-1064
巻: vol.102, no.4 ページ: 359-361
http://www.comm.ee.tut.ac.jp/we/ja/