全二重無線において問題となる受信電力に比べて、自局の送信電力が圧倒的に大きく干渉キャンセルが大変に困難なことへの一つの対応策として、送信電力を極限まで絞り込み送信シンボル1つあたりに含まれる光子が数十個レベルまで絞ったときのことについて考察を行った。このようなときに、電磁波の量子的な振る舞いの影響が支配的になってくる。そのような状況においての誤り制御方式についての検討を行い、従来の研究成果で不足している理論的基盤の整備や具体的な方式の提案を国際共同研究として執り行い、4件の査読付き学術論文をオープンアクセスとして公表することができた。
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