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2020 年度 実績報告書

大阪平野で励起される表面波による線状土木構造物の耐震評価

研究課題

研究課題/領域番号 17K06533
研究機関神戸大学

研究代表者

鍬田 泰子  神戸大学, 工学研究科, 准教授 (50379335)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード地盤ひずみ / 大阪平野 / 表面波 / 埋設管
研究実績の概要

大阪平野における表面波の震動特性を明らかにするために大阪市福島区内に地震計を設置して2017年度より観測を開始した。設置後、2018年6月18日に発生した大阪府北部における地震で記録を観測し、これまで分析を進めてきた。さらに、2021年2月13日に発生した福島沖地震では、大阪市域では震度1を観測し、それぞれの地震計でも記録を観測した。
福島沖地震の震源が遠方であるために直達の実体波ではないと考えられるが、地震記録には実体波成分とそれに後続する表面波成分があることを非定常スペクトルによる整理から確認することができた。さらに、着目する波の周期に応じてセンブランス解析を行うことで、地震波の到来方向と位相速度が明らかになった。さらに、線状土木構造物の耐震評価に必要な地盤ひずみの算定についても行った。
これらの分析を行う上では、高密度に地震計をアレイ配置し、連続して地震観測を行い、それらのデータを蓄積していることが必要であり、さらに本研究期間中に条件が揃った記録の分析が実施できた。
今後は、震源が近地である大阪府北部の地震と遠地である福島沖地震との観測された地震動について比較を行いながら、大阪平野における地盤ひずみの算出を行った成果を報告する予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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