放射性廃棄物地層処分場の安全確保のために高い信頼性の醸成に向けた取り組みを継続しなければならない。地層処分事業の安全に対する国民への理解のために工学的技術の整備・発展を推進している中において、本研究課題は高レベル放射性廃棄物施設の人工バリアが再冠水し飽和状態に至るまでの圧縮ベントナイトの不飽和状態における特性に着目し以下の3項目を中心に成果を得た。①高温環境下における不飽和ベントナイトの水分特性曲線の測定と保水性の検証。②地層処分地下空間の湿度環境増加による不飽和ベントナイトの有効応力低下と変形特性。③高温・高湿度作用を受けた不飽和ベントナイトの強度・変形特性。
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