高齢者の転倒危険性と光環境の関係に関して、1)照度2条件変化実験で高齢は若齢よりa)照度差に対する明るさ評価の差が小、b)明化後の明条件をより暗く、暗化後の暗条件をより明るく評価、2)歩行時の注視点上下分布は1点集中D1と2点分布D2がともに4割。D1は部屋全体が明るいのを「好まない」D2は「好む」、D1は暗条件が「不快」、D2は明条件が「まぶしい」、D2は上部より中央を注視、3)縮瞳速度が大きいほうが「まぶしさに敏感」、「目が疲れやすい」、「暗所で見えにくい」と回答。縮瞳速度は明るさ感と関係がないが、まぶしさ「気になる」、光環境「不快」、光環境「嫌い」、作業性「はかどらない」ほうが大きい。
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