研究課題
基盤研究(C)
戦時下に建設された軍事工業都市について、その成立から、終戦を経て高度経済成長期に至る都市再編まで、「戦争」と「工業化」というトピックスと都市計画との関係を包括的に明らかにした。具体的には、豊川、鈴鹿、春日井の3都市を対象として、戦時下での計画史と計画理論、戦後の計画史と計画理論、戦時下での成立から現在までの市街地形成と変容について検討した。
都市計画(都市史・都市計画史)
明治以降、現在まで我が国の歴史において重要なトピックスである「戦争」と「工業化」に着目し、戦争遂行のための工業都市として建設された軍事工業都市の成立とその変容に迫る本研究は、都市計画史の空白を埋めるとともに、歴史学上重要な知見を獲得するという点で、大きな学術的・社会的な意義がある。