今後の研究の推進方策 |
1)2019年度の第3回調査予定。 日時:5-6月の時期。場所:フエ市内および近郊。調査員:三谷徹、章俊華、鈴木弘樹、大野暁彦、および測量助手となる笹原洋平、Hu, Jiacheng、大塚永二、平美悠の8名。調査内容:建築部としては、庭園側開口部の矩計に等しい、建具を含む詳細断面および立面、内部の仏壇の様式と配置。庭園部では、庭園内水盤、障壁、植栽升部などの、装飾形態も含む詳細部の実測。この実測に汎用3D観測モデリングソフトを用い、3Dモデルとしての取り込みを試みる。庭園の文字表象に関しては、複数の帝廟を対象として、網羅的に扁額、対聯などの文字表象を収集する。建築調査も同時に行い主軸状の景観特性分析に用いる撮影調査を行う。 (2)精度の高い図面資料の作成と形態分析、意味表象分析。 (3)成果の発表予定。「ベトナム・フエの民家庭園の実測調査報告」, 大野暁彦・三谷徹, 日本造園学会大会ポスター発表予定。「ベトナム民家庭園における建築の実測調査と開口景の空間評価」, 孫秉勲・李彩ヨン・鈴木弘樹, 日本建築学会大会発表予定。「A Comparative Study of the Garden Spatial Features in Chinese and Vietnamese Imperial Villas from the Aspect of Horizontal Tablet」, HU,Jiacheng・ZHANG,Junpha, Journal of Environmental Information Science, Vol.2019, No.1に投稿予定。
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