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2017 年度 実施状況報告書

19世紀東アジアにおける西洋人建築技術者の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K06748
研究機関広島大学

研究代表者

水田 丞  広島大学, 工学研究科, 助教 (40540406)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード建築技術者 / 19世紀 / 洋風建築
研究実績の概要

今年度は、所属機関の在外研究員制度により英国リヴァプール大学建築学部へ4ヶ月間(平成29年6月から9月)滞在することができた。このため、予定していた国内資料調査の計画を変更し、海外の資料調査、海外の研究者との情報交換、論文の執筆に重点を置いた。具体的な実績は以下の通りである。
(1)英国王立建築家協会図書館において英文雑誌を閲覧し、作品紹介、回顧録など、19世紀の東アジアで活躍した欧米人建築技術者についての記事を収集した。また、ロンドン大学SOAS校図書館、リヴァプール大学図書館において近代建築史に関する英米の研究書を閲覧し、参考資料を収集した。
(2)英米の建築史学会のほか、近代建築史、技術史を専攻する海外研究者を積極的に訪問し、研究内容について意見交換をおこなった。
(3)幕末明治初期の日本で活躍した英人建築技術者の事績と作品、また19世紀東アジアの洋風建築の導入過程について、査読付論文2編、国際会議のアブストラクト1編、国内の学会発表梗概1編、そして埋蔵文化財の発掘調査報告書への寄稿論文1編を執筆した。査読付論文のうち一篇は平成30年5月に発行予定であり、また国際会議も平成30年4月に発表を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

国内資料の調査は進んでいないが、海外における資料調査、論文の執筆は予定した計画内容を達成できているため。

今後の研究の推進方策

今年度は日本国内の資料館、図書館においてディレクトリーの調査に重点を置く。また、論文の執筆、研究成果の発表も引き続き継続したい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] トーマス・ウォートルス設計の宮殿計画案の特徴2018

    • 著者名/発表者名
      水田丞
    • 雑誌名

      日本建築学会中国支部研究報告集

      巻: 第41巻 ページ: 873-876

  • [雑誌論文] 幕末明治初期の煉瓦造建築史からみた久慈白糖工場2018

    • 著者名/発表者名
      水田丞
    • 雑誌名

      鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書(敷根火薬製造所跡・根占原台場跡・久慈白糖工場跡)

      巻: 194 ページ: 103-109

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公開日: 2018-12-17  

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