次年度使用額が生じた理由 |
前述のように,新型コロナウイルス感染症の影響で,熊本県外への出張が許可されず,補足調査のための出張旅費を中心に,次年度使用額が生じた。昨年度の実施状況報告書を提出した段階では,台湾や韓国への国外出張は非常に難しいとは考えていたが,国内の出張がこれほど長く許可されない事態は想定できていなかった。 令和3年度度の使用計画(486,353円)は,次のように考えている。ただし,新型コロナウイルス感染症の先行きは依然として不透明なため国外での補足調査は実施できないことを前提に,最も効果があがるような使用を心がけたい。特に,台湾日日新報の記事の補充については,台湾で入手することを諦め,インターネット上で利用できる有償のデーターベースの利用に切り替える。また,図書の購入についても,現地からの直接の取り寄せのほか,国内の書店を通じての取り寄せの可能性も考える。そのため,少し多めに予算を計上した。また,補助事業期間を延長したことを前向きに捉え,査読付き論文にも投稿して成果を公表したい。 台湾日日新報データベース利用料120,000円。図書・各種資料/史料購入費120,000円。消耗品費(一般文具など一式)30,000円。国内旅費70,000円(東京)。論文投稿費93,500円。謝金35,000円。その他(17,853円)。
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