研究成果の概要 |
新規に作製した(Bi,La)(Fe,Co)O3において、従来材料では得られなかった、垂直磁気異方性・最大で2°を超える磁気Kerr回転角を実現した。ただし、その値は特定波長のみであり、可視光用空間光変調素子の実現には不向きであった。このため「電界印加磁気転写」を検討した。[Co/Pd]nドットを(Bi,La)(Fe,Co)O3上に積層し、電界印加により[Co/Pd]nの磁区構造を消磁状態から磁化状態に変化させることに成功した。更に(Bi,Nd)(Fe,Co)O3において、垂直磁気異方性・従来材料の1.5倍の140 emu/cm3の飽和磁化・安定的に0.3°程度の磁気Kerr回転角が得られた。
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