本研究では、特異性・親和性の強いウサギ由来モノクローナル抗体(RabMab)のスクリーニング技術、生産技術、ならびにCDR-Grafting技術を確立することで、RabMabの医薬品ならびに検査薬への利用可能性を考察した。ファージディスプレイ技術を用いることで、ある程度の範囲で特異抗体の取得に成功した。さらに、組み換え大腸菌、昆虫細胞ならびに動物細胞培養によってRabMabおよびそのフラグメントを生産できることを確認した。最後に、RabMabのCDR領域をある程度の範囲でグラフティングすることに成功し、RabMabの高い有用性を確認できた。
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