研究課題
配列解析より設計した、ラマ型人工設計VHHであるFcAb1およひFcAb2を起点に、人工設計に用いるパラメータやライブラリー配列をパレート最適化し、配列のヒト化を果たしたVHH抗体の評価を引き続き行った。共同研究において某ウィルスとの相互作用を解析したところ、弱いながらも認識能力を示した。抗体を標識・検出する酵素の開発も平行して行った。アルカリフォスファターゼを応用利用する際に必要な、安定性、反応速度、基質認識能力、もしくは容易に失活できる等の機能を指標に、BRENDAデータベースから、設計の起点となる酵素を選抜した。Blastpによりライブラリー配列を取得後、4つライブラリーからそれぞれ人工酵素を設計し、遺伝子を合成した。合成した遺伝子をプラスミドに組み込み、異種発現による大量調整を試みたところ、2つの人工アルカリフォスファターゼが、生産性、安定性にすぐれ、活性を保持していた。生産性がよいアルカリフォスファターゼが得られたため、融合タンパウ室としての生産が今後期待できる。令和元年度は、改良されたプログラムを用いた論文を含めると、7つの論文と2つの特許出 願、28件の学会発表、イノベーションジャパンやJST技術説明会等にといて、成果の広報活動を行った。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 2件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (37件) (うち国際学会 7件、 招待講演 3件) 産業財産権 (3件) (うち外国 2件)
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