研究課題/領域番号 |
17K06931
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
|
研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
伊藤 創平 静岡県立大学, 食品栄養環境科学研究院, 准教授 (70372836)
|
研究分担者 |
中野 祥吾 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 助教 (80748541)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | 人工抗体 / 人工酵素設計法 / 臨床検査薬 / nanobody / アンサンブル機械学習 / 配列解析 / コンセンサス設計 / 祖先型設計 |
研究成果の概要 |
バイオ技術は、医薬品のみならず、化成品、食品、次世代エネルギーや環境問題を克服する切り札であり、応用範囲が広い。データベースに蓄積している膨大な遺伝子情報を解読し、バイオ機能を飛躍的に高める次世代型の蛋白質工学技術は、低コストですべてのバイオ技術を更なる高みへと昇華させうる革新的な技術である。本研究成果では、新しい蛋白質工学技術を、主に重鎖可変領域抗体抗体、抗体を検出する酵素の改良に適用し、機能改変を試行した。
|
自由記述の分野 |
タンパク質工学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バイオ医薬品は、高額な薬剤費が経済毒性と揶揄され、費用対効果が重要になっている。バイオ技術は、医薬品だけでなく、次世代エネルギーや環境問題を克服する技術として期待されてきたが、基本的に技術や製品の製造コストが高く、社会の期待に陰りが生じていた。本研究では、データベースに蓄積している膨大な遺伝子情報を解読、短期間低コストで生産性、安定性、溶解性等の物性に優れた抗体、抗体検出用や臨床検査薬用の酵素を開発、産業応用可能な次世代型の蛋白質工学技術の成熟を狙ったものである。持続可能な社会を実現しうる普遍的な技術としての学術的・社会的意義は大きい。
|