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2022 年度 実施状況報告書

数理との協働による新しい大規模構造ヘルスモニタリングシステム技術の提案

研究課題

研究課題/領域番号 17K06951
研究機関京都精華大学

研究代表者

渡辺 知規  京都精華大学, 共通教育機構, 教授 (50323431)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワードヘルスモニタリングシステム / マルチエージェントシステム / 安心・安全
研究実績の概要

本研究の目的は,数理分野での研究成果との協働により,簡便で高精度・高効率・高信頼性のある新しい大規模構造ヘルスモニタリングシステムを開発することである.研究実施計画によると,研究実施最終年度は過ぎており,本年度は,延長の年であった.延長の主な理由としては,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大や世界的な半導体不足など,社会情勢の大きな変化の影響を強く受けたことがあげられる.このことに加えて,さらに,研究計画を立てていた時には想像がつかなかったことが起こっている.それは,人工知能技術の急速な発展である.この近年急速に発展した人工知能技術は,本研究内容にも大きな影響を与える可能性があることがわかってきた.例えば,昨年度までは,継続課題として,「(構造ヘルスモニタリングシステムでの検査手順等について)たたき台となるアルゴリズムの完成を目指す」ことを実施項目のひとつとしていた.この課題は,本研究目的を達成するために解決をしなくてはならない重要項目のひとつとなっている.この課題が,近年急速に発展した人工知能技術と結びつくことによって,課題解決に向けてのステップが,大きく前進する可能性があることも考えられるようになってきている.研究期間延長は,研究の停滞を越えた研究の萌芽をももたらすと感じることができた.研究は,一般に,大量の時間と労力を要する一方で,大量の時間と労力を投入したからといって十分な結果が得られるとは限らないという面をもつ.いずれにしても,本研究課題終了までは,本研究での重要課題にじっくりと時間と労力を費やしていきたい.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

昨年度に引き続き,最大の理由は,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大や世界的な半導体不足など,社会情勢の大きな変化の影響を強く受けたことである.研究遂行や物品調達が困難な状況であった.

今後の研究の推進方策

現在,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染症法上の位置づけが変更されようとしている.しかし,今後の感染拡大や世界的な半導体不足など,社会情勢の大きな変化の影響については予想がつかない.今後も,研究遂行や物品調達が困難な状況は続くと想定していたほうがよいのではないかとも考えられる.先を見通すことは非常に難しい.それゆえ,その時々の状況に応じて柔軟に対応をしていきたい.本研究開始当初からは予期できなかったことが多々あるなかで,研究計画や物品調達なども十分に吟味をして,意義のある成果を出せるように尽力していきたい.

次年度使用額が生じた理由

これまでにつづいている,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大や世界的な半導体不足など,社会情勢の大きな変化の影響を強く受け,当初の計画を変更せざるを得ない状況となったのが大きな理由である.具体例のひとつとしては,国内・海外出張や研究協力者との接触に制限が生じたため,計画をしていた旅費や謝金を支出することができなかったことがある.また,物品調達も納品時期が年度をまたぐ可能性もあったので,あきらめざるを得なかった.今後もひきつづき研究活動等に制限が課せられることが予想されるので状況を見極めながら柔軟に対応をしていきたい.

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公開日: 2023-12-25  

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