粒子状物質(PM)計測で使用する排気導入管内のPM損失対策に関係して、以下の知見を得た。1:炭素粒子発生装置で発生させた粒子による実験では、排気導入管に衝突を加えても、沈着と再飛散を相殺させる条件を見つけることはできなかった。2:PM計測精度が再飛散により低下している場合の判断方法を提案した。3:PM計測前後に排気導入管内に沈着した粒子を除去する方法を提案した。4:PM損失を低減する排気導入管を試作した。 2台のPM捕集装置の同等性を確認するとともに、これら2台の装置により、排気管の長さ方向の排気採取位置の違いがPM計測に与える影響を、評価した。
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