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令和3年度は主に、、定常輸送コードGOTRESSを核とした統合モデルGOTRESS+の開発及び
JT-60SA運転シナリオ開発、多流体輸送コードTASK/TXの両極性輸送の研究及び不純物ソースモデリングの検討を行った。
令和2年度に実施した、ペデスタルの幅と高さを予測するモデルEPED1を統合コードGOTRESS+に組み込んだことによって、JT-60SAなどのトカマク運転シナリオの自己無撞着な開発が可能となった。JT-60SAのITER相似誘導放電シナリオと高圧力非誘導定常運転シナリオの運転シナリオの成立性を詳細に検討した結果は国際学会にて発表した。ITERや原型炉の核燃焼プラズマのシミュレーションに対応するため、アルファ加熱モデルと放射損失モデルをGOTRESSに実装した。GOTRESS+で核燃焼プラズマシミュレーションを実施するための準備が進展中である。
令和2年度に多流体輸送コードTASK/TXが不純物粒子種を取り扱う事ができるようになった。両極性輸送に係わる新古典輸送モデルの不備を修正し、衝突演算子の自己随伴性に依らず両極性輸送が実現できるようになった。プラズマ中で複数の価数状態を取る不純物のソースモデリングの検討を実施し、来年度以降の実装に向けた準備を整えた。
その他、深層学習によるジャイロ運動論コードの結果解析・予測プログラムの開発を精力的に行い、国内外の学会でその成果を発表した。
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