研究成果の概要 |
コンプトン散乱成分を利用したNaI(Tl)検出器in situ測定からの土壌中Cs-134,137濃度深さ分布評価法を考案し検証した。また、常設放射線監視施設γ線波高分布からI-131、Xe-133を含む複数の放射性核種濃度を評価する方法を開発し、茨城県中央部を対象に原発事故初期の大気中濃度を復元した。その結果、詳細なプルーム内濃度分布と核種組成を把握した。 ガス状(有機、無機)、粒子状I-131,132, Te-132対象の大気中動態モデルを開発し、大気中濃度実測データから放出時点の物理性状及び移流過程での沈着速度を推定し、放出号機及び移流経路と整合する結果を得た。
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