研究成果の概要 |
グルタミン酸輸送体(興奮性アミノ酸輸送体 excitatory amino acid transporter, EAAT)は、シナプス間隙に放出された興奮性神経伝達物質グルタミン酸(glutamate, Glu)を細胞に回収することにより、神経伝達を速やかに終了させるとともに、過剰Gluによる神経毒性からニューロン(神経細胞)を保護する役割を持つ。ニューロンとグリア細胞に発現する異なるEAATサブタイプが協調して担う、細胞外Gluの恒常性維持機構の存在を明らかにし、その分子的基盤と生理的役割を追究した。
|