研究課題
本研究では、多発性骨髄腫の臨床検体を用いて、ヒト骨髄微小環境とヒト免疫系を併せ持つマウスの作製、および骨髄腫細胞の生着の検討を行う。まず、臨床検体を用いて骨髄腫細胞、間葉系細胞(BM-MSC)をそれぞれ培養し、検討を行った。培養時には、細胞外マトリックスを用いた3次元培養についても初期的な検討を行った。末梢血幹細胞も採取しており、同一患者由来の免疫環境、微小環境、骨髄腫細胞を用いて研究を行う基盤を整備した。
3: やや遅れている
臨床検体の収集、in vitroでの解析についてはおおむね順調であったが、当学における動物実験施設の移転もあり、動物実験については遅延がある。
今後も臨床検体を収集しin vitroの解析を進めるとともに、マウスモデルの構築を行う。
今年度、動物実験施設の移転に伴い動物実験の実施が十分にできなかった。そのため、これにかかわる経費を次年度に持ち越す。
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