現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
プロジェクトごとに進捗状況をまとめる。 1) の可能性を明確に排除した。 2) 核内アクチンに結合するプローブ として開発されているいくつかのプローブタンパク質を作成し試験したところ、Lifeactに核内移行シグナルを付加したGFPを融合したタンパク質を導入した場合にのみに、十分な蛍光があった。これを導入したレポーター細胞の作出にも成功して、Brmに依存した核内アクチンの局在の変化を検出した。 3) Brmを発現するA549細胞に対して、その発現をshBrmで抑制した場合としなかった場合で大きくmRNAの発現量が変わる遺伝子をマイクロアレイ法、で解析したが、転写制御遺伝子やその他発現が高くない遺伝子の解析には十分でないことがわかった。そこで Importin family 遺伝子群 ((kpna1 ~ 7, IPO 4, 7, 8, 9 及び TNP 01, 02, 03))及び Exportin family 遺伝子群(XPO 1, 2, 4, 5, 6, 7)に集中して qRT-PCRスクリーニングにより探索を行った。その結果Brmの存在に依存して 50倍以上の発現誘導の見られる遺伝子を Importin family 遺伝子のなかから一つ検出することに成功している。
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