研究成果の概要 |
腫瘍特異的なSNV数500 (tumor mutation burden 20)以上を示したhypermutator108例を対象として免疫応答関連遺伝子の発現解析を行い、予後に関するバイオマーカーの同定に繋げる。Hypermutator腫瘍では、PD-L1, TNFSF9, IL-6, GZMB, CD3G遺伝子の発現増加を認めており、腫瘍内のT細胞の活性化が想定された。PD-L1陽性CD8陽性である腫瘍では、良好な予後の傾向が見られた。この結果よりhypermutationの現象のみでは良好な予後には、繋がりにくくネオアンチゲンに対するTILの誘導等のトリガーが必要であると考えられた。
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